医食同源、天寿を全うするために(ルイジ・コルナロ著「無病法」)

現代病の原因の大半は過食と運動不足にある
これはこれまで得てきた情報から推察した
私の持論です
例によって原始時代からの変化や
野生動物を比較すると
これほどまでに食糧にも移動手段にも
恵まれた時代は過去にはなく
反面
適切な食事や運動をする機会に乏しい時代もまた
過去にはだろうないからです

更には
5年ほど前にデスクワーク漬けで培った
私の出っ腹対策として
昼休みに運動時間を確保し
その代わりに昼食を茹で卵2個のみにしました
コンビクトコンディショニングとの出会いもあり
以来
出っ腹の解消と体力向上を得続けている訳ですが
副産物として1日の快活さや
パフォーマンスの高さを実感しています

これらの持論や成果を裏付けしてくれたのが
ルイジ・コルナロ著の無病法なのです






ルイジ・コロナは16世紀の貴族で
無病法により102歳まで生きた
ヨーロッパで最も知られている
イタリア人の1人ということです

彼は暴飲暴食から30代で様々な成人病を患い
40代で生死の淵を彷徨いました
いかなる治療法も効果がなく
最後にたどり着いたのが「極少食」です

これは
天然の物を中心に
何より出来るだけ少なくして
必要最小限の栄養だけにとどめ
消化に関わるエネルギーや酵素などの浪費を避け
食害や老廃物の発生を極力抑え
体内環境を自然本来の状態に保つ
あるいは戻すことです

これにより
体に本来備わっている免疫などの修復機能が
十全に保たれ病気をしない
また病気になった場合も
修復機能により回復するそうです

この考えに基づき
彼は350gの食べ物と400ccのワイン
(茶碗1杯のご飯と缶コーヒー1缶程度)ぽっちを
2回に分けて日々摂っていたというから驚きです
更には老齢になっても衰えを感じず
病気もせず
90歳を超えて尚8時間の執筆活動をこなし
(残念ながら適度の運動を心掛けるには至らなかったようですが)
最後は眠るように亡くなったというから
私もかくありたいと思うのです

また人間が草食であり
菜食を心掛ける必要があることや
体の反応を観察し
自分に合わない物は摂らない事も
大事なようです


これほどまでに人類が
食べるに困らない時代はなかったでしょう
(飢える人もいる矛盾も存在しますが…)
反面これほどまでに
食をコントロールせねばならない時代も
なかったはず
食べるための人生なら
大いに食を満喫すればいいですが
それ以外のためなら
節制し天寿を全うしたいものです

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