「手に入るもの」ではなく「本当に欲しいもの」を

カー雑誌等のキャッチコピーで、
頭に焼きついているものが2つあります。




ひとつは

「ブレーキは加速装置だ」

というもの。



もうひとつは

「500万円あればクルマはなんでも選べる」

というもの。




前者については、
カイエンのブレーキをPCCB級にアップグレードし、
確実に止まれる安心感があってこそ
アクセルを踏める事を体感した事から、
「制動装置=加速装置」の計算式が、
すんなり理解できたのでした。




後者については、
やはりカイエン購入を通じて、
理解できた事です。











私は子供の頃から、
「自分の手の届くもの」に対する意識が強かったようです。
例えばクリスマスプレゼント
5000円予算があったとしたら、
その5000円を貯めて欲しいものを買うではなく
5000円以下のオモチャを探すと言ったように…。




その傾向は大人になっても変わる事なく、
「スキー場に移動するための道具」
として乗り始めた最初の車も、
やはり知り合いから予算内で譲って貰えた中古車でした。
(とてもよいクルマで年式違いで3台乗り継ぎましたがw)




そんな私ですから、今から10年と少し前にも、
車の乗り換えを検討した際、
憧れのカイエンに手を出せず、
国産のSUVを購入したのです。

そして、新車購入したそれらの車を、
3〜5年毎に乗り継いでいたのです。











本ブログで皆様もご承知の通り、
イタリアンバイク購入以降
沢山の方と出会い
沢山のご支援や刺激を頂き
私の中で様々な変化がありました。




その変化のひとつが
目先にある「手に入るもの」ではなく
少し遠くにあっても「真に欲しいもの」
目を向けられるようになったことです。





しかも驚いたことに
それらはよくよく見てみると、
思っていたほど遠くのものではないことが分かったのです。
少し遠くに見えていただけで
「ああ、無理だ。」と無意識に諦めていたのかもしれません。




「500万円あればクルマはなんでも選べる」

このキャッチコピーは、
当にこの事を言っているのだろう
そして、これはクルマに限った話ではないのだろう
と思うのです。











お陰様で私にとってのクルマは
「スキー場への移動手段」ではなく、
走りや所有する喜びを実感する必要不可欠なものへと進化しました。





そしてクルマに限らず
数こそ多くはありませんが
本当に自分が好きだと思うものに囲まれて
日々を送ることができています。





そして何より、
趣味を通じて諦めかけていた
掛け替えのない伴侶をも得る事ができました。




次は、目の間にある自分の欲する「人生」を、
「ああ、無理だ」と諦めることなく
追い求めてゆきたいと考えています。




Katsuaki Ue93 : )

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