メニューを開く

あいさつ

 仕事の帰り道。
 




 
通りのアパートから偶然顔を出したお爺いさんがひと言。
「お帰りなさい。」
「ただいま。」
虚をつかれた私は半呼吸ほど遅れて、何とか笑顔でそう返した。
 










 「ただいま。」
いつも誰もいない家にそう声をかける。
誰かに「ただいま。」と最後に声をかけたのはいつのことだったか!?
 




 





 私は挨拶が好きだ。
知り合いでも、そうでなくても
「おはようございます。」
「こんにちは。」
「いい天気ですね。」
「今日も暑いですね。」
手当たり次第挨拶をしまくる。
 




 
こんなご時世だから、怪訝そうな顔をする人もいるけれど、
それを不満には思わないし、挨拶を止める事もない。

挨拶をする事は、単純に楽しい。
笑顔で言葉を交わせるって、それだけで幸せな気持ちになれる。





 





 どんなに個人主義が蔓延したとしても、
私たちが単独で存在し、そして行くてゆく事はできない。
私は街の一部であり、国家の一部であり、そして人類の一部だ。
 










私は周りに色々と迷惑をかけてしまうけれど、
自分自身が属する社会にとって、なるべく「善い存在」でありたいと思う。
自分が挨拶を通して得る事のできる楽しみや幸せを、
誰かにシェアできたら、そんなハッピーな事はないと思うのだ。
 




 
さっきのお爺いさんも、きっとそれを理解している「マスター」だったのだと思う。










最後になりますが、
我が碧クジラのリアシートが
来週にも仕上がってくるとマスターから連絡がありました。
ベージュの内装に唯一黒いリアシートとも
近々お別れのようですw