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今、在る場所で

 転勤族の子供として、各地を転々としてきました。
小学校は沖縄で入学し、北海道で卒業してみたり。
 





 父と同じ職業を選択した私は、成人後の今も各地を転々。
家も社宅を転々とし、更に独り身が続いているため、
ペットどころか鉢植えさえも面倒を見られない始末・・・
そんな私に、ガーデニングを楽しむチャンスが訪れました。




 
 3月の異動で私が充てがわれた社宅は、一般のアパートの1階。
セキュリティーの面等不安要素もありますが、
1階に住まう事も隣人が同業者でない事も初めてです。
窓の外は駐車場を兼ねた庭(!?)。
庭とベランダの境界はコンクリートの板のみ。
他に遮るものはありません。
 今では朝起きるとすぐ窓の外の「碧クジラ」を眺めてほくそ笑み、
ベランダには「紅い鳥」が鎮座していますw
蛇足ながら家からホースを伸ばし、洗車できる喜びもプライスレスww
 




 
 それにしても夏真っ盛り!!
人々が暑さに恐れ戦き屋内に逃げ隠れる中、
庭の雑草たちはここぞとばかりにみるみる丈を伸ばしてゆきます。
碧クジラの足元や紅い鳥のスタンドが、あっという間に見えなくなってゆきます。
ここが私の「ガーデニングの場」。
 





 「我が庭」に落ちたのが運の尽き。
石やコンクリートの下、クルマの通り道。
誰に言われたでもなく生まれ落ちた場所で青々と茂る彼らに賞賛の念すら覚えますが、
心をオニにしてまだ気温が上がりきらない朝のうちに、
雑草たちを抜きにかかります。
気に入った草を除いて。













 
 
 
 
 そう、気に入った草を残すのです。
(少し神様気分のムスカにも似た傲慢さを感じますが(汗)
誰がどんな名前をつけたかすら知らない草たちですが、
何となく気に入ったり、一面に広がって欲しいなと思った草を残し、
その成長を楽しんでいるのです。
家を空ける事が多く、肥料や水やりは出来ませんが、
自然環境かで直向きに生きる彼らを見守る。
こんなガーデニングがあっても、いいのではないでしょうか!?
それに夏や土の香りが心地よい。
母なる大地。
やはり「人もまた、大地に根ざして生きるべきもの」と、私は思わずにいられません。
 




 
 最近気温以上に加熱する「猛暑報道」。
日本中が「暑い」を連発しています。
テレビから知り得る情報によると、熱中症患者の数もうなぎ上り(!?)
データーを持ち合わせている訳ではないので、
以前と比べどのくらい暑くなったのかは分かりませんが、
そもそも夏は暑いもの。
 




 
 「人が暑さに弱くなった」のではないのだろうか?
それにもし10年前よりも温暖化が進んでいるとしたら、
それも自分のために熱を放出し続ける、人間のせい、「人災」なのではないか!?
「暑い→エアコンの部屋に閉じこもる→室内の熱気を屋外に放出する→地球全体が暑くなる」の悪循環。


 




 
諸悪の根源である人が暑いと文句を言い、
道ゆく猫や草木は文句のひとつも言わず、ただ直向きに生を全うし続けています。
変わり続ける環境に、黙って適応するのみ。
 





 もしかすると私たちは、
文明に頼り過ぎているのかもしれません。
先人の知恵を借り、文明への依存度を落とし、
地球上に生きる生物の一員として、より自覚ある行動を求められているのかも。
決して「修行僧のように」と言っているのではなくて、
「何も考えず無造作に」「湯水の如く」を避ければいいのではないでしょうか?!

 

 




 
そんな事を考えていると、
偶然種が落ちた場所に根ざし健気に生きる植物たちが、
お手本のように思えてくるのでした。
彼らのように与えられた場所で環境の下で、直向きに生命の旅を歩み続けてゆく・・・・