普段あまり意識していないけれど、
私たちは実は「すこぶる」便利な世界に住んでいる。
昼夜どころか正月ですら
お金を持たなくてもカード1枚で「ピッ」と買い物ができる。
どんなに暑かろうが寒かろうが、機械が自動的に、
エネルギーも節用しながら環境を整えてくれる。
テレビやインターネットを介して、いつでも必要な情報を得る事ができる。
自動車や飛行機を使って、長距離を瞬間移動できる。
そのうち化石燃料だって要らなくなるだろう。
ロボットが家の掃除までしてくれる世の中だ。
映画「アイロボット」のような時代がすぐくるに違いない。
・・・言い出したらキリがないけれど、
きっと20年前の人がタイムスリップして来たら、
世の中の変わりように腰を抜かすに違いない。
それぐらい、世の中は「秒進分歩」で便利になってきている。
そしてこれからも間違いなくなってゆく。
最初にマスターから勧められた時は、正直「一生縁のないカメラだ」と思いました。
コンデジの割にはデカくて重い。
ズームもフラッシュも無い。
値段も高い。(これは前回投稿あったように「値段で悩むなら買え!」だw)
そして何より写真をフツーに撮るのが難しい。致命的だw
でも「騙されたと思って・・・」とマスターから借りた SIGMA DP1s との1週間が全てを変えました。
とにかく SIGMA DP1s で写真を撮るのが「楽しい」。
失敗写真の山に埋もれた「キセキの写真」を見つけると、更に「楽しい」。
その楽しさたるや、前述の「致命的な」デメリットを補って余る物なのです。
SIGMA DP1s を借りた1週間後には SIGMA DP1 merrill を注文し、
Nikon のD3 と同等に「今日はどっちのカメラを持って行くか!?」なんて考えています。
更には同じ物を、趣味を同じくする弟にまでプレゼントする始末w
Hypermotard 1100S は、納車日に自宅まで辿り着けず、
その後も随分長い間、ストールに悩まされた。
PORSCHE Cayenne 955 はデカくて重くて大飯食らい。
日本の交通事情に最適か?と訪ねられるとイタい。
NikonD3 だってやっぱり重くてデカい。
私が愛して止まない愛機たちにはそれぞれ「不便」な要素が存在する。
それもあなたがこれを読んだら「絶対に買わない!」と思いそうな、
結構重大な「不便さ」だ。
それでも彼らは私を魅了して止まないし、
彼らと過ごす日々が何物にも代え難い、素晴しい日々なのです。
彼らと、そして過去の愛機たちと共に過ごし思う事は
人を魅了して止まない「作品」とは、
使ってよし!(求める以上の性能)
眺めてよし!(惚れ惚れするデザイン性)
そして
ちょっと不便(え
という要素を兼ね備えた物なのではないかと私は思うのです。
それに便利な世の中で、敢えて不便な部分が、
あたかも神聖な儀式のように、格好よくも思えるのは私だけでしょうかw
皆さんの愛機たちはどうでしょう?
何か検討する時、条件に「不便さ」を加える事で、
これまでにない「傑作」との出逢いが待っているのかもしれませんねw
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