故障時は別の顔(ポルシェセンター横浜のサービスと利益の間で)【第3話】

【まえがき】

妻の生涯初にして最愛の、そして私達の交際当初からの思い出が沢山詰まった愛車ポルシェ911カレラS(type997)が、エンジン内シリンダー損傷修理のためにポルシェセンター横浜サービス工場に入庫して、4ヶ月目に突入しました。











理由は購入元であるポルシェセンター横浜が、保証期間中に点検修理をお願いしたにもかかわらず適切な処置を怠った結果、引き起こした重大な故障への対応を、保証期間が過ぎたのを理由にその修理費負担をオーナー側に求めているからなのです。










買って1年で上記の理由以外にもエンジンストールやアイドリングの一時不安定化等により、3度の入庫を余儀なくされたのみならず、会社側の落ち度が引き起こした故障の修理費をオーナー側に求める無責任さ。そして会社や自己の利益しか頭にないとしか思えない担当者の「のらりくらり」の対応…「安心と信頼」どころか「誠意」すら全く感じられないのです。










小学生の頃、荒れたオフロードを颯爽と走るポルシェ959を見て以来の憧れ「ポルシェ」。その夢すらも打ち砕かれようとしている私たちの「今」が、極めてレアなケースであることを、そして同じような思いをする人がこの先現れないよう、更には交渉が進捗することも切に願いつつ、これまでの経緯を数回に分けて、皆様にご紹介させていただきます。













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【第3話】は故障入庫後のお話。保証適応の可否について、購入時からお世話になっている、担当三浦さんとのやり取りです。





入庫の翌週に整備担当の長久保さんという方から連絡があり、内視鏡で確認した結果シリンダーに傷が確認され、修理には概算で200万円程度が見積もられること。そして現在、本国ポルシェとポルシェジャパンに保証適用の可否を打診中とのことでした。

念のため、左マフラーの煤けや白煙とシリンダーの傷の関連性をお聞きしたところ、「左マフラーと損傷したシリンダーの位置関係は合致しており、関連性は否定できない」との見解を示していただきましたので、改めてこれまでの経緯を説明した上で、保証での対応をお願いしたとともに、妻が1日でも長くカレラと過ごせるよう、修理が決まるまでの間、乗用に耐えられるかの確認をお願いしました。










翌週にも長久保さんから、修理費用の見積りをポルシェジャパンに提出し回答待ちである事と、修理するまでは乗らない方が良いとの連絡をいただきました。

状況がイマイチ理解できなかった事から、購入時からお付き合いいただいている三浦さんに電話確認したところ、知らないうちに1度目の申請が却下され、これから2度目の申請に入るとの説明を受けました。経験上の見通しについては、言及を避けられたので、改めてこれまでの経緯を確認した上で、保証での対応をお願いしたい旨をお伝えしたところ、「分かりました。頑張ります。」との心強いお言葉をいただいたのを覚えています。










それ以降連絡を頂けないままに1月弱が過ぎた頃、三浦さんから申請中であった保証が却下され、また、中古のエンジンの在庫がない事から、自費での修理となること。併せて工賃は会社側で負担する提案を受けました。










ここで「保証期間中に故障に繋がる症状を3度の入庫で申し出たにもかかわらず、ポルシェセンター横浜側がそれを怠ったであり、例え保証期間が過ぎていようとも会社側が修理するのが筋ではないか」と私が難色を見せたところ、「マフラーの煤けや白煙の症状については、タンクバルブの不具合であり、本件に直接関係はない。」と、以前確認した「位置関係から関連性は否定できない」との見解とは真逆の説明をされましたので、その旨を伝えた上で、改めて修理代は会社側で負担して欲しい、そして安心して乗れる妻の愛車を、少しでも早く返してくれるよう要求したのでした。













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後で考えてみると、この時点で既に会社や自分本位の発言が担当者から出ているのですが、この時はまた、心の片隅に「何故、これまでの入庫時に、マイクロスコープで診てくれなかったのだろう?」といった不信感を抱きつつも、車両購入時からの三浦さんからの心強い言葉や、何よりポルシェというブランドが裏付けとなって、保証の申請等で時間は掛かったものの、もうひと月もすれば妻とカレラは再会させてやれるだろうと安易に考えていたのです。









Katsuaki Ue93 : )