少し前の話
高円寺にある「ぽたかふぇ。」さんで、弟が初めて個展を開きました。
「俺、今度個展を開くんだ。」
更にさかのぼること数ヶ月前
「いい天気だね。」なんて
他愛もない天気の話をするような口ぶりで
弟は言いました。
謀ったようにほぼ同時に写真をはじめた我ら兄弟。
個展を開くなんて大それた事を私は
これまで1度たりとも考えたことはなかったけれど
そんなすごいことを弟は
たった2、3年で弟はやってみせたのです。
*
Ryosuke Wexar 氏の「コトバシャシン展」
私は2日間足を運ばせて貰いました。
とても趣のある素敵な店内は
決して広いとは言えないけれど
日頃から弟がお世話になっている方々で埋め尽くされていました。
そして見渡す限り店内いっぱいに咲いた
笑顔
笑顔
そして笑顔
日頃写真を撮る事を楽しんでいるけれど、
撮った写真が誰かを笑顔にできること。
誰かの役に立つ
誰かを幸せにできる事を
目で
耳で
肌で
感じることができました。
*
笑顔を絶やす事なく常に弟の傍らに立ち
来て下さった客に挨拶し
足りない物を買い出しに出掛ける弟の奥さん。
この年まで結婚もせず(できず!!?w)
結婚についていい事も悪い事も随分と耳にしてきましたが
理解し合い
支え合い
高め合える
そんな結婚をできることならしたい
と改めて思いました。
*
個展が近づくにつれて
電話をする度に準備で忙しそうだった弟。
実現に至るまで
仕事の傍らで相当苦労をしたのでしょう。
自分のやりたいことを想い描き
その可能性を信じ
諦めずに取り組む
取り組み続ける
そんな弟の姿勢と
奥さんをはじめ弟の周の多くの方々の支えがあって
この「コトバノシャシン展」が実現したのでしょう。
「天の時、地の利、人の環」
なんて言うけれど
「信じる力、弛まぬ努力、周りの支え」で
実はどんなことでも実現してしまうのかもしれません。
小さな街角の個展を見て
時々「兄」になる「弟」の背中を見て
個展に足を運んで下さった皆さんの笑顔を見て
そう思わずにはいられないのでした。
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